Results

8月の札幌戦後に放牧に出してリフレッシュを図りました。いい状態で10月下旬に帰厩し、そこから順調かつ入念に乗り込んできました。牡馬相手でも1番人気の支持を得ました。
躓き気味のスタートでしたが、仕掛けて中団のポジションにつけ、前半は折り合いをつけてマイペースで追走。向正面半ばで包まれないように外目に進路を取り、3角過ぎからジワッと前に接近。直線に向いてすぐに先頭、そして1ハロン標手前で抜け出し、そのまま押し切りました。長くいい脚を使える長所を藤岡佑介騎手がうまく引き出してくれました。

前走が不本意な結果だったので故障やケガを心配しましたが、肉体的なダメージはありませんでした。メンタル的なものが影響していると考えられたので障害練習を取り入れ、坂路で追い切るなど調整パターンを替え、実戦ではブリンカーも着用して臨みました。
出脚が良くて大外枠でも馬なりでハナへ。ブリンカーが効き、無理に抑えることもしなかったので確かにペースは速くなりましたが、後続を大きく引き離して直線に向き、危なげなく逃げ切りました。降級してから500万を勝ち上がるのに少し時間がかかりましたが、気持ちを切り替えるのに成功し、強いレースをしてくれました。ちなみにマイルの通過ラップは1分32秒9でしたが、1週前のG1マイルCSが1分33秒3。数字的にもポテンシャルの高さを示すことができました。