Results

前走後は2週間ほどの短期放牧を挟んで調整しましたが、順調に乗り込んでいい状態を維持。直前の追い切りではジョッキーに感触も確かめてもらい、当日もいい雰囲気でした。スタートがひと息でしたが、軽く仕掛けて中団から。道中は折り合いをつけてマイペースで追走。4角から促して直線で外に持ち出し、1ハロン標手前でエンジンがかかると一気に伸びて突き抜けました。前走のマイルCSは掛かって力を出し切れませんでしたが、うまくタメが利いた今回は期待通りの脚を使ってくれました。約１年ぶりの勝利でしたが、来年が楽しみになる内容で締めくくることができました。

前走後は放牧に出してリフレッシュを図り、12月2日に帰厩。ここを目標に入念に乗り込んで申し分のない状態に仕上がりました。ジワッと行かせて一旦先行しましたが、前に入られる形になって中位のやや前から。道中はスムーズに折り合って手応え良く追走できました。直線に向いてから少し外に持ち出し、しっかり伸びましたが、2着にはあと一歩が届かず3着。これがラストランとなりましたが、早い時期から活躍して18戦７勝。同世代の牝馬にはグランアレグリア、クロノジェネシス、ラヴズオンリーユーなど錚々たるメンバーがいましたが、そのなかで阪神JFを制して2歳女王に輝き、トータルで重賞を６勝。厩舎の看板馬の1頭として大活躍してくれました。まだまだ衰えはありませんが、これからは繫殖牝馬としていい仔を出してくれることを願うばかりです。