Results

前走後は在厩して調整。回復が早かったのでスムーズに立ち上げることができ、順調に仕上がりました。当日もテンションが上がり過ぎることがなく、いい状態を維持して臨むことができました。ソロッと行かせて後方から。前半は少し行きたがっていましたが、3角過ぎに折り合ってからは手応え良く追走できました。じっくり構えて直線に向いてから大外に持ち出しましたが、この時点でも手応えは十分。更にひと呼吸置いてから追い出し、そこから素晴らしい脚を使って鮮やかに差し切ってくれました。藤岡佑介騎手が手綱を取った安田記念、富士Sの内容がしっかり今回につながってくれましたし、レーン騎手もこの馬のことをしっかり研究して持ち味を生かしてくれました。すべてがうまく噛み合って厩舎にとっても会心の勝利となりました。

前走後は放牧に出してリフレッシュを図り、10月26日に帰厩。体重が増えて馬体が良くなっていたのでしっかり負荷をかけて乗り込み、いい状態に仕上がりました。出遅れて最後方からのレースになりましたが、前半は折り合いをつけて慌てずに追走。初めての右回りでしたが、コーナーワークもスムーズでした。勝負どころから徐々に差を詰めていき、直線に向いてから少し外へ。ラスト1ハロンでエンジンがかかると一気に伸びて突き抜けました。まだ気性が幼くて課題はたくさんありますが、ジョッキーがこの馬の特徴をよく理解してくれていたので出遅れても冷静に対処し、良さを引き出してくれました。

9月に入厩してゲート試験に合格。その後は成長を促すために一旦放牧に出していましたが、10月28日に帰厩。まだ緩さが残る状態でしたが、以前よりはしっかり。順調に乗り込んで初戦から動ける仕上がりでした。スタートも出脚も良かったのでスッと3番手。道中も流れに乗って手応え良く追走できました。残り400ｍあたりで2着馬に並びかけてから満を持して追い出し開始。相手も渋太かったので抜け出すことはできませんでしたが、最後は何とか競り勝ちました。成長度的にはまだまだですが、実戦へ行ってセンスの良さを見せ、初戦から上手なレースをしてくれました。