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今週のスプリンターズステークスを皮切りに、秋のG1シーズン突入です。一方では、遠くフランスの地で凱旋門賞も行われます。何かと注目の週末となりそうです。

今週は2頭で挑む中京競馬でしたが、土曜日に予定していたアストロフィライト号は出走取消の憂き目。どの馬たちも過酷な調教を乗り越えてこその勝ち星だけに申し訳ない気持ちでいっぱいです。しかし、早い段階で故障を発見できたのは不幸中の幸いで、治療ののち再び、彼女の活躍のために1歩を踏み出していきます。したがって、今週は1頭入魂の週末となります。

ところで、2019年のスポニチ賞京都金杯で重賞勝利を果たしてくれたパクスアメリカーナ号が、9月23日付けを持ちまして引退することになりました。その年のマイラーズカップ3着後に骨折が判明。長きの休養を経て、昨年の関屋記念で復帰したものの、それ以降、なかなか体調が整わず引退の運びとなりました。今後は北海道新ひだかのレックススタッドで種牡馬入りとなります。
もっともっと、活躍する姿をとの思いでしたが、こうして血を残していくのも我々の指命。やがて出会う、彼の産駒に大きな期待を寄せて、送り出したいと思います。たくさんのご声援ありがとうございました。
パクスアメリカーナ
馬主
株式会社山紫水明

調教師
中内田　充正（栗東）

生年月日
2015年2月10日

血統
父　クロフネ・母　グローバルピース

成績
JRA通算成績　10戦4勝

JRA獲得賞金　112,803,000円（付加賞含む）

重賞勝鞍
2019年　スポーツニッポン賞京都金杯（GⅢ）