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才能

17 February /from Staff

昨年、未勝利戦を卒業させてあげることが出来ずに中央競馬登録を抹消したピースアンドカーム号。
6月末から京都にあるカシオペアライディングパークという乗馬クラブで余生を送っています。
現役時代から人懐こく、とても大人しい女の子でしたが、こういった性格は乗馬クラブとしても必至で、入厩翌日から1ヶ月間、競走の早く走るということから、会員さんを乗せてゆっくりと走るというトレーニングを入念に行いました。
そののち、障害練習も取り入れたところ、覚えも良く怯まない性格のようで、大変な好センスの持ち主であることがわかりました。そして、会員さんと触れ合うことによって、さらに温厚な性格になったとのこと。部班や障害でも大活躍で数少ないオールラウンダーな馬なのだそうです。
10月には水口乗馬クラブで行われた大会にも出場。
年明け1月にも三木ホースランドパークで行われた大会でも3走行したそうです。
現在は障害のレベルを上げ、小障害クラスを目指し、さらに成長の余地を残している部分の調教を日々行っています。
コースの走行も良く本当にセンスの高い馬なので、試合でも会員さんと楽しめる馬に育ってもらいたい、そして満点を出してほしいとクラブの方もお話されていました。

厩舎としても、こういった話はとても嬉しいもので、同じ馬の世界で生きる者として、彼女の持っていた素質が、ひとつのキッカケで大きく羽ばたくのは喜ばしいものです。
ピースアンドカーム号の今後のますますの活躍に声援を送りたいと思います。